Webデザイナーにおすすめの資格を取ろう！
Webデザイナーとして未経験から就職を目指す人やスキルアップを考えている人のひとつの基準として、Webデザイン系の資格を取る方法があります。
今回は、就職にも有利になるWebデザイナーにおすすめの資格や勉強方法を紹介します。
Webデザイナーの就職には資格が必要？
Webデザイナーは未経験から就職しやすい職種で、特別な資格も本当は必要ありません。
ただ、資格を取得しているとスキルや知識のレベルを示しやすいというわけです。
また、資格の勉強をすることで、WebデザインやWeb制作・業界全体の理解を深めることにもなります。
もしも、「試験に合格できない」「就職にそれほど重要ではない」としても、Webデザイナーとしてのレベルを上げることができますよね。
今回は、Webデザイナーの就職にもおすすめできる資格や選考を有利に進める方法などを見ていきましょう。
Webデザイナーにおすすめの資格の種類を一覧で紹介！【難易度別】
Webデザインに関わる資格は意外とたくさんあります。試験内容と難易度から、どのタイプのWebデザイナーに必要なのかを見ていきましょう。
【初級】Webクリエイター能力認定試験
株式会社サーティファイが主催している資格のひとつ。
Webデザインのスキルだけでなく、Web制作に関わる実務的な知識が幅広く問われます。
仕事としてのWeb制作を問われるので、試験で学んだことが実務に反映しやすい資格です。これからWebデザイナーとして仕事がしたい人におすすめの資格となっています。
【初級・国家】ウェブデザイン技能検定
Webデザイン関係の資格では唯一の国家資格です。
1級〜3級まで設定されており、3級は知識だけなので初心者にも難易度の低い資格。Web制作の幅広い知識が問われるので、Webについて体系的に知りたい人にもおすすめ。
国家資格だけあり、企業の認知度も高めです。就職・転職でアピールしたい人にもおすすめしたい資格ですね。
【中級】Webデザイナー検定
Webデザインの制作から運用までひと通りのスキルを問う試験です。
Web関係の仕事をするために必要な法的知識なども問われるので、単なる技術者から一歩前進したい人にも勉強になる資格です。
試験には、エキスパートとベーシックの2種類があります。エキスパートは動的なコンテンツを含んだ、技術的にも専門性の高い知識が求められます。
【上級】HTML5プロフェッショナル認定資格
2014年に始まったまだ新しい資格ですが、Web制作者の多くが「取得したい」と答えている人気の試験です。
人気の理由は、最新のHTML5、CSS3、Javascriptを必要とするうえ、かなり実践的なスキルの証明につながるから。
Webデザイナーとして信頼度を高めたい経験者に支持されている試験です。
【番外】Photoshopクリエイター能力試験 / Illustratorクリエイター能力認定試験
株式会社サーティファイが主催する資格のひとつです。
WebデザイナーにはHTMLやCSSといったプログラミング言語の他にも、Photoshop・Illustratorのソフトを使用した画像加工の技術が必要になります。
未経験から就職・転職する場合にも、事前にPhotoshop・Illustratorといった画像加工ソフトを使える人材は有利です。
仕事でも頻繁に使うソフトなので、資格試験をしながら使い方を覚えると効率的ですね。
Webデザイン系の資格を勉強する方法
次に、Webデザインを学べる勉強方法の種類と特徴、おすすめできるタイプについて見ていきましょう。
Webデザインスクール
いま、Webデザインの学習方法で最も注目されているのが、Webデザインスクールを使った学び方です。
民間企業が運営するWebデザインの学校で、現役のプロWebデザイナーが講師をしているところも多く、より実践的なスキルが身に付けられると評判です。
学習方法は、通学タイプとオンラインタイプが選べます。オンラインタイプなら全国どこでも好きな時間帯に学べるので、忙しい社会人や主婦にも人気。
学習期間も短く、最短で1ヶ月。平均で3〜6ヶ月ほどで、未経験からプロを目指せます。
昔はとても料金の高かった民間のスクールですが、最近は平均費用15〜30万円ほどと良心的。
社会人はもちろんのこと、学生さんには学割も適用されるので、文系学生にもおすすめですよ。
- オンラインのマンツーマン指導で学べるスクール。カリキュラムが豊富で、満足度94.6％！
- オンライン教材を使って学べるスクール。マンツーマンのメンターにはいつでも相談できる
- 未経験から6ヶ月でWebクリエイターになれる通学型スクール。東京の上野・池袋に教室あり
通信講座
効率的な学習プログラムを自分のペースで進めたい人におすすめなのが、Webデザインの通信講座です。
通信講座では用意された教材を自分で読み進めながら、課題を提出して疑問を解決してもらう形で学習が進んでいきます。
最近は通信講座では、オンライン教材を使ったものや講師のオンライン授業がセットになったものもあり、より学習が進めやすくなっていきます。
平均的な学習期間は3ヶ月〜6ヶ月ほど。初心者向けの基礎講座であれば、6万〜15万ほどで受講ができます。
- 100以上から探せる大手の通信講座。Webデザインはビデオ通話での個人レッスンも受けられる
- ヒューマンアカデミーが運営する通信講座。Webデザイナー向けの講座の種類も豊富
職業訓練校
ハローワークが運営している職業訓練校でも、Webデザインの講座を受けることができます。
各自治体によって講座内容は違うので、必ずしもWebデザインの講座があるわけではないですが、近年の人気で講座数も増加しています。
職業訓練の受け方：
- ホームページやハローワークで講座情報を知ろう
- 職業訓練の参加セミナーに出席しよう（必須）
- ハローワークで講座の申し込みをしよう
- 受講のための筆記・面接などの試験を受けよう
- 合格したらハローワークで正式な手続きをしよう
注意したいのが、職業訓練は受講のための筆記試験と面接試験があること。筆記試験では一般的な国語や数学、面接では就職する意思などを確認されます。
人気の高い講座だと、人数制限が厳しくて、なかなか受講できないことも。時間を無駄にしないよう、他の学習方法とも合わせてスケジュールを考えてみてください。
独学
最も気軽に始められて、費用も格安な学習方法が、独学です。
最近は、インターネット上でWebデザインを学べる無料サイトや有料サイトが増えており、参考書などを合わせると自分一人でもWebデザインを学ぶことができます。
ただし、気を付けたいのが、独学の場合、わからないところが出てきたとき、すぐには解決できないということ。
そのため、学習期間が6ヶ月〜1年以上と長くなってしまったり、続かなくて挫折してしまうこともあります。
効率的に学習するのなら、オンラインでの通信講座やWebデザインスクールと併用しながら独学のわからないところを補っていくのがおすすめ。
Webデザイナーが資格で就職を有利に進めるには？
Webデザイナーとして就職や転職を考えているなら、資格で選考を有利に進める方法についても見ておきましょう。
企業が求めるスキルを調べておこう
より効果的に資格をアピール材料として使うなら、応募したい企業が求めているスキルや仕事内容の傾向を調べておきましょう。
同じWebデザイナーを募集している企業でも、会社によって求めているスキルや今後展開していこうとしている事業の内容は違います。
どんなに難易度の高い資格であっても、そのスキルが相手企業に必要でなければあまり効果がありません。
資格を中心にアピールするのか、それとも実践的なポートフォリオを中心にした方がいいのか。
どの資格を取得するか迷っているときにも、まずは企業研究をしっかりしておくと迷いのない選考対策ができますよ。
勉強中でもアピール材料にしよう
難易度の高い資格を狙っている場合は、資格取得までに時間がかかってしまいます。
試験に合格するまで就職や転職を待つことができないというときは、「勉強中」であることをアピール材料にしてしまいましょう。
難しい資格は入社してから働きながら取得する人もめずらしくありません。企業側も難易度をわかっているので、取得していないことをマイナスに思ったりはしません。
むしろ、難易度の高いWebデザインの資格に挑戦しようとしていること、その資格で問われる知識やスキルを身に付けていく予定があることを評価してもらえます。
だからこそ、相手企業が求めているスキルや人物像をしっかり把握しておく方がいいでしょう。もちろん、入社後には実際に資格の取得を目指すことも忘れずに。
専門家の転職支援を受けよう
正社員としての転職を目指すなら、Web業界に強い転職エージェントに相談してみましょう。
転職エージェントでは、あなたの希望条件に合った求人を探してきてくれるほか、履歴書や職務経歴書の書き方、面接対策などのアドバイスがもらえます。
また、Webデザイナーの転職活動に必須のポートフォリオ（作品提出）についても、専門的なサポートが受けられるので未経験でも採用率が上がりますよ。
ちなみに、転職エージェントで受けられるサポートはすべて無料です。まずは、公式サイトから無料会員登録をしたあと、個別カウンセリングを受けてみてください。
Webデザイナーに人気のおすすめ転職エージェント！
最後に、Webデザイナーとして就職したい人におすすめの転職エージェントを紹介しておきます。
エージェントの利用には、まず公式サイトから無料会員登録をしてみてください。登録後は担当エージェントからメールで連絡が入り、詳しい利用説明を聞くことができますよ。
ちなみに、転職エージェントで受けられるサポートはすべて無料です。中途採用の社会人だけでなく、新卒学生も利用できますよ。
マスメディアン
＜ おすすめポイント ＞
- 広告・Web・マスコミ職種専門の転職エージェント
- 4万人を超えるサポート実績あり
- 正社員だけでなく派遣社員の求人も扱う
- 経験者はもちろん、未経験者向けの求人もあり
広告・Web・マスコミ業界専門の転職エージェントです。同業界で4万人を超える転職実績あり。
クリエイティブ・マーケティング関連の専門誌を発行する「宣伝会議」のグループ会社が運営しているので、業界の専門性はかなり高いです。
Web制作会社はもちろんのこと、インハウス（一般企業）の求人も紹介できます。
正社員のだけでなく派遣会社の求人も扱うので、働き方を変えたい人にもおすすめ。未経験から応募できる求人も取り扱っています。
レバテックキャリア
＜ おすすめポイント ＞
- IT・Webクリエイター専門の転職エージェント
- 10万人以上のサポート実績、求人数は5,000件以上
- 求人は正社員・派遣・フリーランスまで対応可能
- 基本は経験者向けだが未経験もOK
IT・Web業界を専門とする転職エージェントです。業界トップの求人数は、非公開求人も含めて5,000件以上。
年間で3,000回以上の会社訪問を重ねているので、よりミスマッチの少ない企業を提案してくれます。
求人の種類は正社員・派遣社員・フリーランスと幅広く、キャリアアップや働き方を変えたいときにもおすすめ。
Webist（ウェビスト）
＜ おすすめポイント ＞
- Web業界を専門とする転職エージェント
- 30年以上の実績があり、取引できる会社は3,000社以上
- 求人は正社員・派遣・フリーランスまで対応可能
- 未経験者向けや新卒・第二新卒向けの求人もあり
Web業界を専門とする転職エージェント。30年以上の実績があり、紹介できる会社はWeb業界だけで3,000社を超えます。
Web業界に特化しているので、大企業から有名企業、最新のベンチャー企業まで幅広い会社を紹介できます。
求人の種類は正社員・契約社員・派遣社員・フリーランスまでさまざま。働き方を変えたいという人にもおすすめです。
クリエイターのためのイベントやセミナーなども開催しているので、定期的にチェックしたい求人サイトのひとつです。
マイナビクリエイター
＜ おすすめポイント ＞
- マイナビグループが運営するクリエイター向けの転職エージェント
- 大手企業や有名企業にも強い
- 専門性の高いポートフォリオ対策が受けられる
- どちらかというと経験者向けのエージェント
大手人材紹介会社のマイナビグループが運営する、クリエイター専門の転職エージェント。
マイナビの情報網を使って大手企業や有名企業、マイナビだけの非公開求人にも強いエージェントです。
専門性の高いポートフォリオ対策のサポートにも定評があり、経験者のキャリアアップ・年収アップにもおすすめです。
リクルートエージェント
＜ おすすめポイント ＞
- 大手人材紹介のリクルートが運営する転職エージェント
- 総合型エージェントで求人数は20万件以上
- 転職支援実績もNO,1を獲得
- リクルートだけの非公開求人もあり
大手人材紹介会社のリクルートが運営する、総合型の転職エージェントです。
どの職種の人にもおすすめできる大型エージェントで、求人数は非公開求人を含む20万件以上。
転職支援実績もNO.1を獲得しており、経験豊富な担当者があなたの転職活動をサポートしてくれます。
Web業界特化ではありませんが、求人探しの幅を広げたいときやインハウスの仕事を探すときにもおすすめのエージェントです。
