Webデザイナーがホワイト企業に出会うための10ヶ条 - ブラック企業を避ける

Webデザイナーがホワイト企業に出会うための10ヶ条

 

Webデザイナーとして転職を考えている人のなかには、『ブラック企業だけは絶対に避けたい』と感じている人も多いですよね。

 

今回は、Webデザイナーが離職率の低いホワイト企業を探すポイントと求人の選び方について紹介します。

 

 

 

Webデザイナーがホワイト企業を探すのは難しい!?

Web業界とブラック企業

 

Webデザイナーとして転職を考えているけど、ブラック企業だけは避けたいと考えている人は多いですよね。

 

正直、Web業界はまだまだ発展途上にあり、労働環境から見てもブラックな傾向が強い企業が多いのも事実。

 

特に、以前働いていた会社がブラック企業だったという人は、もう二度と同じ失敗はしたくないと感じているはずですよね。

 

もちろん、Web業界でもWebデザイナーが気持ちよく働けるホワイト企業はたくさんあります。

 

大切なのは、自分にとってのホワイト企業の基準を持つことと、正しい転職方法を知っておくこと。詳しいホワイト企業の探し方を見ていきましょう。

 

⇒ 最新の求人を見てみよう

 

⇒ 転職活動の進め方を知ろう

 

 

 

Webデザイナーがホワイト企業に出会うための10ヶ条

 

では具体的に、Webデザイナーとして求人探しをするときに気を付けておきたい、ホワイト企業と出会うための10のポイントを見ていきましょう。

 

(1)自分なりのブラック企業の基準を考えよう

ブラック企業の基準

 

メディアが報道するブラック企業のイメージが先行し、ブラック企業の基準があいまいになってしまっている人も多くいます。

 

まずは、『ブラック企業』と呼ばれる会社の基準を考えておきましょう。

 

ブラック企業の基準とは?:

  • 極端な長時間労働やノルマを課す
  • 残業代を払わない、パワハラが起こるなど、モラルが低い
  • 労働者に対して不当な選別をする

(参照:厚生労働省『確かめよう労働条件』

 

注意したいのが、あなたにとっての『きつい職場』『不当な扱い』は必ずしも一般的なものではないということ

 

つまり、「残業が多い」と感じたとしても、Web業界ではごく一般的な残業時間であり、残業代もきちんと支払われているなら不当ではないわけです。

 

あなたにとってのホワイト企業を見つけるためには、「これだけは避けておきたい」というあなた独自のブラック企業の基準を考えておいた方がいいでしょう。

 

たとえば、「残業時間が許せる範囲」「休日出勤の有無」「給料と仕事内容は割に合っているか」「昇給・昇進はどれくらいのペースであるのか」など。

 

できれば、こだわりポイントには優先順位をつけておきましょう。すべてがパーフェクトな会社を見つけるのは難しいですが、限りなくミスマッチの少ない転職ができます。

 

 

(2)転職支援の専門家に相談しよう

 

転職活動を始めるなら、まずは転職エージェントなどの専門家に相談をしてみましょう

 

転職エージェントでは、あなたの状況に合った転職活動の進め方や条件に沿った求人の紹介をしてくれます。

 

求人サイトなどで企業を見つけることもできますが、ブラック対策が難しくなります。

 

その点、転職エージェントで紹介してくれる企業は、事前にエージェントが内部調査をしてブラック企業を排除しています

 

ちなみに、転職エージェントで受けられるサポートはすべて無料です。求人紹介以外にも、面接やポートフォリオ対策などもしてくれるのでぜひ利用してみてください。

 

⇒ おすすめの転職エージェント!

 

⇒ 転職エージェントの使い方

 

 

(3)離職率・年収額・残業時間をチェックしよう

Webデザイナーと会社の情報

 

求人情報を見るようになったら、具体的なデータからもブラック企業を見抜いていきましょう。

 

たとえば、企業の離職率や年収額、残業時間の長さをきちんと伝えている企業の方が安心ですね。

 

このとき注意したいのが、これらの情報を公表していたとしても、やたらと高待遇に見える企業はちょっと怪しいということ。

 

「離職率がほぼゼロで、年収額はかなり高く、残業なし」なんて企業はWeb業界ではほぼありえません

 

ほどよい離職率と年収額、残業時間を誤魔化さずに教えてくれている企業を見つけましょう。

 

同時に、転職エージェントにも企業のチェックをしてもらい、求人情報だけではわからない内部情報についてできるだけ詳しく教えてもらうといいですね。

 

⇒ 平均年収はどれくらい?

 

⇒ 残業なしでも働ける?

 

 

(4)自社のWebサイトのクオリティをチェックしよう

 

次に、企業の事情内容についてより詳しく見ていきましょう。最初にチェックしたいのが、Web制作会社の自社サイトです。

 

Web制作を本業としている会社ですから、当然、自社の宣伝用サイトも相応のクオリティで自社制作しているはずです。

 

自社のWebサイトのクオリティが高い企業は、顧客にも満足度の高いサイトを提供できる可能性が高いです。

 

そうなれば、リピーターや口コミで注文を受ける確率も高いので、安定して仕事の案件があって収益も良い会社だと見えてきますね。

 

パッと見たときに印象の良いサイトとなっているか、デザイン性はどうか、操作性・動作性はどうか。あなたが顧客になったつもりで企業のサイトをチェックしてみましょう。

 

 

(5)仕事の受け方は直請けか、代理店経由か

 

Web制作会社のなかでも、外部からの仕事の受け方には「直請け」と「代理店経由」の2つがあります

 

「直請け」の場合、Web制作を依頼したい顧客と直接、契約を結ぶので、報酬のすべてが入ってくることになります。

 

一方で、「代理店経由」の場合、仕事を紹介してくれる代理店に仲介料を支払わなければならず、同じ仕事でも報酬は少なくなってしまいます。

 

つまり、同じような仕事量・クオリティで頑張っていても、契約内容によっては収益が少ない企業もあるわけです。

 

企業が提示している仕事の実績と合わせて、その仕事がどういった契約方法だったのかも、転職エージェントなどを介して聞いておいた方がいいですね。

 

 

(6)商材の売り方は妥当なのか

 

実際に、Web制作会社が提案している商材(Web制作)のクオリティと料金は、きちんと割に合っているのかをチェックします。

 

顧客側としては、クオリティがそこそこ良くてすごく安ければ嬉しいものですが、企業で働く側としては安請け合いでシワ寄せが来てしまうことは想像できますよね。

 

きちんとしたクオリティのものを妥当な金額で。顧客にも誠実で、クリエイターの尊厳も守るような価格設定なっているか、安売りをしていないかを見てみましょう。

 

 

(7)Web上の口コミや評判を見てみよう

 

どのWeb制作会社に依頼するか、Web上の口コミや評判を参考にしている顧客も多いものです。

 

Web上のすべての情報を鵜呑みにするわけにはいきませんが、企業が一般にどういった評価を得ているのかを知っておくことも重要ですね。

 

実際に、Web制作を依頼した顧客の口コミはもちろんこと、以前その会社で働いていた人の体験談、「営業の電話がしつこかった」などの噂も重要ですね。

 

企業の口コミに関しては、openworkや転職会議などのサイトを利用すると便利です。

 

 

(8)数年後の自分が想像できるか

Webデザイナーと成長率

 

実際に、企業へ出向く機会があったときに確認したいのが、会社の雰囲気や先輩社員の様子です。

 

そこで働く社員さんの姿に、数年後の自分を想像できるでしょうか。ただただ仕事に追われている感じですか、てきぱき仕事をさばいている様子ですか。

 

上司や部下のやり取りやオフィス内の空気感、自分がそこで仕事ができるかどうかという直感は、どんな情報よりも意外と馬鹿にできません

 

また、先輩社員と話す機会があれば、それまでのキャリアで必要だった道や年数などをそれとなく聞いてみるのもいいかもしれません。

 

⇒ キャリアプランの考え方

 

⇒ タイプ別の転職方法

 

 

(9)ワンマン社長がいる企業は注意しよう

Webデザイナーとブラック企業

 

必ずブラックだというわけではありませんが、できれば『社員10名以下のワンマン社長がいるベンチャー企業』には注意しましょう

 

少人数で仕事をまわしていくため1人当たりの負担が大きい企業です。そのくせ、1人だけやる気満々のワンマン社長が経営しているので、社員の負担よりも企業の利益を追いかけがち。

 

面接などでやたらと社長が出張ってきたり、社長は調子が良いのに社員の精気がないという企業は危険です。

 

 

(10)社内(インハウス)も検討してみよう

Webデザイナーとインハウス企業

 

Webデザイナーが働ける就職先には、大きく分けて「Web制作会社」と「社内のWeb事業部(インハウス)」があります。

 

Web制作会社は、他の企業からWebサイトの制作を依頼されて働きます。他社との契約で納期も厳しいので、社員のスケジュールも過密になりがち。

 

一方、インハウスで働く場合は、基本的には自社のWeb事業を中心に扱うのでスケジュールの厳しさがありません。仕事が自社のなかで完結するので精神的にも楽です。

 

インハウスでのWebデザイナーを募集している企業は、規模も中企業以上の大きめの会社です。

 

そのため、企業としての福利厚生が整っているのもありがたいポイント。ボーナスや残業代もきちんと出ますし、有給や産休・育休が取りやすいのも嬉しいですね。

 

⇒ Webデザイナーの就職先とは?

 

最新の求人を見てみよう

 

マスメディアン

  • 広告・Web・マスコミ業界専門の転職エージェント。派遣社員の求人も扱う

 

レバテックキャリア

  • IT・Web専門の転職エージェント。経験者のキャリアアップや独立にも強い

 

Webist(ウェビスト)

  • Web業界専門の転職エージェント。30年以上の実績で3,000社以上と取引できる

 

⇒ エージェントの比較はこちら

 

⇒ 転職活動の進め方を知ろう

 

 

 

会社選びについてのよくある悩みとは?

 

未経験でもホワイト企業に入れる?

 

Webデザイナーは未経験からでも比較的、採用されやすい職種ですが、ブラック企業を選んでしまう人も少なくありません。

 

上記のような、きちんとした自分のなかの会社選びの基準を持っていれば、ブラック企業を避けて未経験でもホワイト企業で働き始めることもできますよ。

 

未経験の場合、さらに注目しておきたいのが、「入社後の研修制度について」です。

 

新卒であれ中途採用であれ、入社後にどういった研修制度を受けられるのか、より丁寧であればあるほどホワイト企業の確率は高いです

 

また、これからWebデザインを学ぶつもりでいるのなら、Webデザインスクールや専門学校の講師を経由して求人を紹介してもらうのも安全な企業を探す方法ですね。

 

⇒ 未経験から始めるには?

 

⇒ おすすめのWebデザインスクールは?

 

 

大手企業ならブラックじゃない?

 

大手企業や有名企業ならブラックの心配はないのか、と言えばそうでもありません。

 

毎年、『ブラック企業大賞』にノミネートされる会社のなかには、誰もが知っている大手企業や有名企業も名を連ねます。

 

会社が大きくなれば福利厚生や社員のサポートにも手が回るというものですが、事業を拡大しすぎて過重労働を強いる企業も多々あります。

 

大手企業や有名企業だから、と油断せずに厳しい目で、あなたにとってのホワイト企業を探していきましょう

 

⇒ 大手企業で働くには?

 

 

残業なしで働きたいなら?

 

家庭の事情や健康状態から、どうしても定時で帰りたいという人もいますよね。

 

Web業界は残業の多い世界なので、正社員で残業なしの求人を見つけるのは難しいものです。

 

そんなときには、派遣社員として働く方法もあります。

 

派遣社員であれば、契約内容によっては残業なし、つまり定時で帰ることのできる会社もありますよ

 

⇒ 派遣社員として働くには?

 

⇒ 残業なしで働くには?

 

 

グラフィックデザイナーとの違いは?

 

同じデザイン系の仕事として、Webデザイナーと比較されやすいのがグラフィックデザイナーです。

 

デザイン系の仕事に就きたい人やグラフィックデザイナーからの転職を考えている人のなかには、Webデザイナーと比較したときの仕事のきつさは気になりますよね。

 

仕事のきつさは会社によって違いますが、業界全体の忙しさはWebデザイナーの方が大変なようです

 

グラフィックデザイナーの職場は、Web業界よりも歴史のある広告業界や出版業界です。

 

他の業界に比べると忙しい世界ではありますが、ある程度、仕事の配分は決まっているので「手に負えないくらい忙しい」というWeb業界のような際限の無さはないようです。

 

⇒ グラフィックデザイナーとの違いは?

 

 

 

Webデザイナーに人気のおすすめ転職エージェント!

 

エージェントの利用には、まず公式サイトから無料会員登録をしてみてください。

 

登録後は担当エージェントからメールで連絡が入り、詳しい利用説明を聞くことができますよ。

 

ちなみに、転職エージェントで受けられるサポートはすべて無料です

 

マスメディアン

< おすすめポイント >

  • 広告・Web・マスコミ職種専門の転職エージェント
  • 4万人を超えるサポート実績あり
  • 正社員だけでなく派遣社員の求人も扱う
  • 経験者はもちろん、未経験者向けの求人もあり
マスメディアンの特徴は?

 

広告・Web・マスコミ業界専門の転職エージェントです。同業界で4万人を超える転職実績あり。

 

クリエイティブ・マーケティング関連の専門誌を発行する「宣伝会議」のグループ会社が運営しているので、業界の専門性はかなり高いです。

 

Web制作会社はもちろんのこと、インハウス(一般企業)の求人も紹介できます

 

正社員のだけでなく派遣会社の求人も扱うので、働き方を変えたい人にもおすすめ。未経験から応募できる求人も取り扱っています。

 

 

 

レバテックキャリア

< おすすめポイント >

  • IT・Webクリエイター専門の転職エージェント
  • 10万人以上のサポート実績、求人数は5,000件以上
  • 求人は正社員・派遣・フリーランスまで対応可能
  • 基本は経験者向けだが未経験もOK
レバテックキャリアの特徴は?

 

IT・Web業界を専門とする転職エージェントです。業界トップの求人数は、非公開求人も含めて5,000件以上

 

年間で3,000回以上の会社訪問を重ねているので、よりミスマッチの少ない企業を提案してくれます

 

求人の種類は正社員・派遣社員・フリーランスと幅広く、キャリアアップや働き方を変えたいときにもおすすめ。

 

 

 

マイナビクリエイター

マイナビクリエイター

 

< おすすめポイント >

  • マイナビグループが運営するクリエイター向けの転職エージェント
  • 大手企業や有名企業にも強い
  • 専門性の高いポートフォリオ対策が受けられる
  • どちらかというと経験者向けのエージェント
マイナビクリエイターの特徴は?

 

大手人材紹介会社のマイナビグループが運営する、クリエイター専門の転職エージェント。

 

マイナビの情報網を使って大手企業や有名企業、マイナビだけの非公開求人にも強いエージェントです。

 

専門性の高いポートフォリオ対策のサポートにも定評があり、経験者のキャリアアップ・年収アップにもおすすめです。

 

 

 

リクルートエージェント

< おすすめポイント >

  • 大手人材紹介のリクルートが運営する転職エージェント
  • 総合型エージェントで求人数は20万件以上
  • 転職支援実績もNO,1を獲得
  • リクルートだけの非公開求人もあり
リクルートエージェントの特徴は?

 

大手人材紹介会社のリクルートが運営する、総合型の転職エージェントです。

 

どの職種の人にもおすすめできる大型エージェントで、求人数は非公開求人を含む20万件以上。

 

転職支援実績もNO.1を獲得しており、経験豊富な担当者があなたの転職活動をサポートしてくれます。

 

Web業界特化ではありませんが、求人探しの幅を広げたいときやインハウスの仕事を探すときにもおすすめのエージェントです。

 


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