Webデザイナーになるための勉強方法とは?
Webデザイナーとして働くためには、初心者であってもWebデザインの基本的なスキルが必要になります。
今回は、未経験から始められるWebデザイナーになるための勉強方法を紹介します。
Webデザイナーに必要なスキルとは?
Webデザインの勉強方法を見る前に、Webデザイナーとして就職するために必要なスキルをチェックしておきましょう。
必要なスキルを大きく分類すると、「プログラミング言語」「ソフトツール」「デザイン」の3つを軸に勉強していくことになります。
プログラミング言語:
- HTML
- CSS
ソフトツール:
- Photoshop
- Illustrator
デザイン:
- 色彩・配色
- 構成・レイアウト
プログラミング言語はWebサイトをページとして見える形にするために。ソフトツールは画像加工のために。デザインは使いやすさや見やすさのために必要なスキルです。
Webデザイナーの現場で使われているスキルやツールは他にもありますが、まずは基本として以上のような必須スキルを身に付けるのがいいでしょう。
初心者向けの教材なども上記のようなスキルを中心に作られています。
人気のあるWebデザインの勉強方法とは?
Webデザインを初心者から学ぶ方法も多種多様。代表的な学習方法からあなたに合ったものを探してみましょう。
Webデザインスクール
最も効率的な勉強方法が、民間のWebスクールを利用するものです。
Webデザインやプログラミングを専門に教えてくれるスクールで、社会人や学生でも利用できます。
スクールのタイプにもいろいろあり、通学からオンライン、集団授業やマンツーマンの個別授業などが選べます。
初心者向けのスタート講座からスキルアップのためのオリジナル講座、PhotoshopやIllustratorなどのツールやスキルを単体で学べる講座もあります。
費用はだいたい1ヶ月コースで10万、3ヶ月から半年コースで30万円ほど。自動車免許の教習所に通うくらいですね。
初心者コースでも最終的には、1人でひとつのWebサイトを作れるようになります。
スクールのなかには、Webデザイナーとしての就職支援まで行ってくれるところもありますよ。
おすすめのWebデザインスクールは?
プロの講師が教えてくれる講座の種類は豊富で、初心者からスキルアップしたい上級者まで対応しています。
まずは、スクールの無料体験講座や説明会を受けてみてください。学びやすいさや講座内容、料金などを考えて自分に合ったスクールを選んでみましょう。
< おすすめポイント >
- マンツーマン授業のオンラインプログラミングスクール
- 受講生のレッスン満足度は94.6%
- 毎日7時〜24時まで、場所を選ばずに受講できる
- 毎回、講師が選べるシステム。音声のみでもOK
< おすすめポイント >
- Web制作会社が運営するWebデザインスクール
- マンツーマンからクラス制まで授業スタイルが選べる
- PRO講座なら受講後の就職支援までサポート
- 東京・札幌・長野に全国5教室あり、オンライン授業もOK
< おすすめポイント >
- 東京にある通学型のWebデザインスクール
- 最短6ヶ月で未経験からWebデザイナーになれる
- クラス制授業が平日夜22時、土日20時まで受講できる
- オンラインの復習機能で自宅でも学べる
独学・通信講座
次に始めやすい勉強方法が、独学です。
スキルのレベルが個人によってまちまちになってしまうのが難しいところですが、自分のペースで学べるので忙しい人にもおすすめの勉強法です。
独学で勉強するなら、「オンラインサービス」「書籍」「通信講座」などを活用しましょう。
最近は、オンラインでWebデザインを学べるサービスを提供しているサイトが増えています。
有名なオンラインサービス:
- ドットインストール:初心者向けに3分程度の動画でプログラミングが学べる無料サイト
- Progate:HTMLやCSSでのコーディングを実践的に学べるサイト。無料・有料あり
- Skillhub:初心者向けにWebデザインの全体が学べる無料サイト
- Codeprep:プログラミング言語をそれぞれ単体で学べる無料サイト
どのオンラインサービスもそれほど時間のかかるコンテンツではないので、スキマ時間やまとめて一気に学習したい人にも向いています。
上記のようなオンラインサービスで一通りのWebデザインがわかってきたら、専門書でスキルの確認と応用を学んでみましょう。
おすすめのWebデザイン書籍:
- HTML5&CSS3レッスンブック / エビスコム
- HTML5&CSS3デザインブック / エビスコム
- 魅せるWebサイトのテンプレート / 株式会社アークフィリア
- ノンデザイナーズ・デザインブック / Robin Williams
他にも良質な書籍はたくさんあります。時間があれば、書店でパラパラと立ち読みしながら自分のレベルに役立ちそうなものかどうかチェックしてから買うのがいいですね。
職業訓練
Webデザインの勉強にお金をかけたくない人におすすめなのが、職業訓練です。
ハローワークや職業訓練校にもWebデザインを学べる講座があります。
求職者の場合はテキスト代を別として無料で学べたり、生活状況によっては給付金がもらえたりするので、勉強にお金をかけたくない人にはありがたいですね。
ただし、民間スクールなどに比べると「人数制限があると受講できないことがある」「学べるWebデザインのレベルが高くない」などのデメリットもあります。
特に、勉強できるWebデザインのレベルは初歩程度で応用スキルが学べないため、独学でツールの使い方やプログラミングのレベルを上げる努力が必要となります。
専門学校・大学
学生さんや学校の卒業資格が同時に欲しい社会人には、専門学校や大学でWebデザインを勉強する方法もあります。
最近は、Webデザインを専攻できる学科・コースが増えています。
学生の場合は、すでにWebデザイナーとして就職が決まっているならWebデザインを専攻してもいいでしょう。
まだWebデザイナーになるか決めかねているなら、他の学科でいろんな知識をつけながら、Webデザインは独学やスクールで学ぶという方法もあります。
社会人の場合、忙しい合間を縫って学ぶことになるので、夜間部や通信制で勉強できる学校を選ぶのがいいでしょう。
民間のスクールと専門学校や大学、それぞれのメリットやデメリットを比べながら自分に合った学習方法を選びましょう。
Webデザイナーになるまでの流れを知っておこう
Web業界では未経験者であっても、Webデザイナーとして採用してもらうことができます。
ただし、初心者と言っても、ある程度のWebデザインの基礎は学んでおかなければいけません。
なので、一般的にWebデザイナーを目指す人は学生でも社会人でも、一定期間をWebデザインの勉強に当てています。
Webデザインの平均的な勉強期間は、3ヶ月から半年ほど。効率的に学べば1ヶ月で習得することもできます。
就職に必要なスキルレベルは、1人でWebサイトを制作できるようになること。
Webデザイナーの就職活動には、ポートフォリオと呼ばれる作品集の提出が必要になります。求職者のスキルレベルとセンスを企業側が知るための選考方法です。
ポートフォリオでは自分で作ったWebサイトのページのコピーを見てもらったり、実際のサイトを操作してもらったりすることでアピールとします。
これから紹介する勉強方法でWebデザインを学べば、3ヶ月から半年ほどでポートフォリオが作れるレベルまで習得することができますよ。