Webデザイナーが未経験からインターンシップに参加するには?
実際に、Web制作の現場に入って仕事ができるインターンシップ制度は、これからWebデザイナーを目指す人にとっても貴重な機会です。
今回は、Webデザイナーが未経験からインターンシップに参加する方法や募集の探し方を紹介します。
Webデザイン系のインターンシップ制度とは?
まずは、Webデザイン系のインターシップがどんなものなのかを簡単に見ていきましょう。
インターンシップの内容
インターンシップ制度とは、一定期間を企業とで研修生として働き、正社員と同等の就業体験ができる制度です。
大学生や専門学生の間で広まっている制度であり、今では中途採用者向けのインターンも増えてきています。
Webデザイナーのインターンシップもあり、会社や業務の見学のほか、実際にWeb制作の現場に入ってみることもできます。
インターンシップの内容は企業によって少しずつ違います。インターンシップ用の課題を用意しているところもあれば、実際のWeb制作の現場でアシスタントとして働けるところもありますよ。
期間やスケジュール
インターンシップの期間は、基本が5日間ほどとされていますが、1ヶ月から数ヶ月に渡って続くような長期のものもあります。
最近は、1日開催(1dayインターンシップ)も増えており、どちらかというと企業見学が中心というインターンシップもありますよ。
給与や交通費
インターンに参加中の給与や交通費は、企業やスケジュールによって違います。
1日だけや1ヶ月以内の短期スケジュールでは、基本的に無給です。交通費は企業によって一部支給になることも。
数ヶ月にわたる長期スケジュールの場合は、給料が発生します。企業によっては交通費や宿泊費を出してもらえることもありますよ。
応募条件と選考
インターンシップは応募要項に当てはまる人であれば、基本的に誰でも参加できる資格があります。
ただ、あまりに人数が多い場合などは、書類選考や先着・抽選で参加者を決めることもあります。
企業の約3分の1が「選考を行っていない」としているので、早め早めの応募をしておけば参加しやすくなるでしょう。
中途採用の社会人向け
インターンシップ制度といえば、新卒の学生さん向けの研修制度というイメージですが、最近は中途採用の社会人向けの募集もあるようです。
実際に入ってみないとわからない職場の雰囲気や仕事内容を肌で感じられるとして、インターンを利用する社会人の方も増えています。
長期のインターンの場合、給料が発生することもあるので、働きながら参加するという人は所属している企業で副業が許可されているかどうかを確認しておきましょう。
Webデザイナーがインターンシップに参加するときの注意点
次に、未経験者がWebデザイナーのインターンシップに参加するときに、気を付けておきたい注意点を見ていきましょう。
就職が有利になるとは限らない
基本的に、インターンシップは採用活動ではなく、インターンに参加することが選考の結果を左右するわけではありません。
インターンシップの目的は、「自社で働くというイメージを持ってもらうこと」なので、研修生の優劣を見ているわけではないんですね。
インターンシップに参加するメリットとしては、「実際の現場を知ることができる」「就職活動の雰囲気に慣れることができる」「求人にはない情報をもらえる」などがあります。
「就職に有利だから参加しなくちゃ」という使命感ではなく、「企業をもっとよく知りたいな」と思ったときに参加するのがインターンだと思っておくのがいいでしょう。
インターンシップは目的で選ぼう
たくさんあるインターンシップの募集から自分に合ったものを選ぶなら、最初に今回のインターンの目的を決めておくのがいいでしょう。
代表的な目的は?:
- 希望している企業についてもっと知りたい
- Webデザイナーの仕事を体験したい
- Webデザインのスキルを上げたい
- 就職活動の場数を踏んで慣れたい
すでに入社したい企業が決まっているなら、その企業のインターンを選ぶのがいいですが、まだ決まっていないならいろんな企業を見てみるというのもひとつの選択肢です。
ただし、就職活動の期間を無駄にしないためにも、そのインターンシップの内容が自分の目的に合っているかどうかよく考えてみましょう。
ブラック企業に気を付けよう
インターン先の企業を選ぶときに気を付けたいのが、インターンシップを利用した悪質なブラック企業もあるということ。
たとえば、「アルバイトのように雑用だけやらせて給料が出ない」「残業をさせるのに残業代が出ない」「しっかり労働させるのに最低賃金にも満たない」など。
「ちょっとおかしいな」と思ったときは、紹介を受けた学校のキャリアセンターや転職エージェント、全国の労働基準監督署(労基署)に相談してみるのがいいでしょう。
Webデザイナーが未経験からインターンシップの募集を探す方法
では実際に、Webデザイン系のインターンシップの募集の探し方を見ていきましょう。
自社サイトで募集がないか探そう
希望している企業があるのなら、まずは相手企業の自社サイトをチェックして、現在、インターンシップの募集をしていないか探してみましょう。
インターンシップの募集があれば、応募フォームやメールなどからインターンの申し込みをしてみましょう。
転職エージェントから紹介を受けよう
転職エージェントは求人探しや選考対策をサポートしてくれるサービスですが、インターンシップの紹介も行っています。
エージェントが紹介する企業は、事前に内部調査していることが多く、ブラック企業対策にもなりますよ。
中途採用を目指す未経験の社会人はもちろんのこと、新卒の学生さんも利用できます。
ちなみに、転職エージェントで受けられるサポートはすべて無料です。まずは、公式サイトから無料会員登録をしたあと、個別カウンセリングを受けてみてください。
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求人サイトからインターン募集を探そう
新卒向けの求人サイトや一般中途向けの求人サイトでも、インターンシップの募集を探すことができます。
企業説明会と1日インターンをセットで開催している場合もありますよ。
ただし、求人サイトの情報は少し古い場合もあるので、応募しても締め切られていることもあります。注意しましょう。
インターンシップ専門の検索サイトを利用しよう
最近は、インターンシップ専門の情報検索サイトというものもあります。
より詳しいインターンシップの内容や実際に参加してみた先輩たちの口コミなどもチェックできるので便利です。
検索サイトによって扱っている案件や企業が少しずつ違うので、いろんなサイトを見てまわるのもいいでしょう。
インターン検索サイト:
- サンカク:リクルートが運営する検索サイト。ディスカッションをする案件が多い
- 仕事旅行:ものづくりなどの専門的な仕事や地方でのインターンもある
- ゼロワンインターン:給与が発生する長期インターンの検索ができる
- PROJECT INDEX:問題を解決するプロジェクトの主要メンバーとして活動できる。全国から探せる
学校やOB・OGの紹介を受けよう
大学や専門学校、Webデザインスクールなどで勉強したという人は、学校側の紹介でインターンシップを受けることもできます。
学校や講師の方とつながりのある会社なので、ブラック企業を避けることもできますね。
あるいは、学校のOB・OGとのつながりでインターンができる企業を紹介してもらうこともできます。
特に、新卒の学生さんは協力してくれるOB・OGを探せる検索サイトなどもあるので利用してみるのがいいでしょう。
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エージェントの利用には、まず公式サイトから無料会員登録をしてみてください。
登録後は担当エージェントからメールで連絡が入り、詳しい利用説明を聞くことができますよ。
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